当研究室設置の目的は、主として死後存続(生まれ変わり)仮説のSAM前世療法による科学的検証です。

 その成果として、『前世療法の探究』春秋社,2006、『生まれ変わりが科学的に証明された!』ナチュラルスピリット社,2010を刊行しています。

 また、この2冊の本に掲載された「タエの事例」「ラタラジューの事例」のあらわれた私のセッション映像は、それぞれ2006年10月、2010年8月に、フジTV「奇跡体験アンビリバボー」で25分間、60分間放映され、生まれ変わりの科学的証拠映像として大きな話題となりました。とりわけ、「ラタラジューの事例」は、世界初公開された応答型真性異言発話中の映像です。そして、応答型真性異言こそ、超心理学上の生まれ変わりの科学的研究において、生まれ変わりを科学的に証明する超常現象であるとされています。     

 生まれ変わりは科学的に証明されたのです

 当研究室では、どこにも実施できない独自の作業仮説に基づく「SAM前世療法」 をおこなっています。SAM前世療法の名称は、第44類の登録商標です。当研究室の承認なしにこの名称を用いることは違法行為となります。一般の前世療法とは作業仮説も技法も、一線を画した独自の前世療法であることを特許庁から公式に認められています。

 SAM前世療法では、独自の作業仮説に基づいた催眠誘導技法を用いて、魂の自覚状態にまで誘導し、前世の「記憶想起」ではなく、直接「前世の人格を呼び出し対話する」という作業仮説に基づくセッションを展開します。したがって、クライアントの心理的・身体的諸症状に影響を及ぼしている前世人格を呼び出し、その苦しみの人生を語らせます。これが、一般のワイス式前世療法の方法論との大きな違いであり、SAM前世療法独自の作業仮説と方法論に基づいた、世界にまったく例のない考え方と技法による前世療法です。

 たとえば、「癒しを必要とする前世人格」「現世に深い影響を与えている前世人格」「うつ状態に深く関わっている前世人格」「閉所恐怖症に関わっている前世人格」など、心理的改善の内容に応じて必要な前世人格を呼び出し、その前世人格とセラピストとの対話を、クライアントのモニター意識(顕在意識)が傍聴し、現世の不都合な症状の原因や生き方への気づきを得ることによって、改善が起こるという展開になります。

 通常の前世療法のセッション構造は、セラピスト対クライアントの二者の対話により、クライアントの潜在意識に保存されているであろう「前世の記憶」を呼び起こすという構造になっています。これに対して、SAM前世療法では、独自の作業仮説に基づいて、セラピスト対前世人格との対話、それをモニターし傍聴しているクライアントの「現世の意識」という三者構造によってセッションが展開します。

 SAM前世療法の根本的前提は、「すべての前世人格は、魂と呼ばれる意識体の表層に存在し、今も当時のままの感情を保って生きている」ということです。したがって、魂状態の自覚に至れば、その表層に存在している前世人格を呼び出すことが可能です。アンビリバボーで放映された「タエの事例」、「ラタラジューの事例」は、SAM前世療法によって呼び出した前世人格であり、被験者里沙さんの記憶ではけっしてないのです。肉体を持たない前世人格の、タエもラタラジューも、被験者里沙さんの肉体を借りて、自己表現しているのです。そして、前世人格ラタラジューは、被験者里沙さんの学んだはずのないネパール語で24分間会話しています。真性のネパール語会話が出来たラタラジューが、願望などが投影されて作り出された架空人格であるはずがありません。(『生まれ変わりが科学的に証明された!』ナチュラルスピリット社、参照)

 生まれ変わりは、もはや、「信仰レベル」の問題ではなく、「科学的事実として証明された」のです。そして、一人の人間について証明された生まれ変わりが、他の多くの人々にも起こっている蓋然性は高いと判断しています。


【SAM前世療法とは何か】 

 前世療法は、前世といういまだ実証されていないものを前提としているように見えるため、アカデミズムからは異端視され、様々な批判や問題点が指摘されています。

 私はそれらの批判や問題点を踏まえたうえで、前世療法を探究してきました。その探究の過程で、生まれ変わりを濃厚に示す「タエの事例」を収めた『前世療法の探究』春秋社、2006を上梓しました。その出版後の4年間の過程で、前世療法に関わる様々な霊的存在を名乗るものからのメッセージ(拙著読者がPC自動書記として受信したもの)に遭遇し、それら霊たちが告げた内容の真偽を検証するうちに、「SAM前世療法」と名付けた筆者独自の作業仮説による技法が開発されることになっていきました。そして、SAM前世療法によって、生まれ変わりの科学的証拠とされる応答型真性異言「ラタラジューの事例」との遭遇が2009年に起こり、この事例を『生まれ変わりが科学的に証明された!』ナチュラルスピリット社、2010として出版しました。「タエの事例」と「ラタラジューの事例」は、フジTV「奇跡体験アンビリバボー」に取り上げられ、両セッション証拠記録映像がそれぞれ25分間(2006年10月)と60分間(2010年8月)放映されています。


 さて、私自身はこうした霊的存在からのメッセージと称するものを鵜呑みにすることはありませんが、非科学的妄想であると一蹴する態度もまた偏狭であると思っています。メッセージの内容で検証可能なことは努めて検証にかけ、その結果明らかになった事実については、いかに非科学的と言われようとも尊重していく態度こそ公正であると考えます。

 したがって、SAM前世療法は、科学的観点からすれば、いまだ実証されていない魂状態への遡行を試みるきわめて霊的な療法です。しかも、魂と呼ばれる意識体は死後存続し、繰り返し生まれ変わるという前提に立っています。ここでいう霊的(スピリチュアル)の意味は、次のようなWHOの概念に則っています。

 

 WHOは,「霊的とは,人間として生きることに関連した経験的一側面であり,身体的な現象を超越して得た体験を表す言葉である。多くの人々にとって,『生きていること』が持つ霊的な側面には宗教的な因子が含まれているが,『霊的』は『宗教的』と同じ意味ではない。霊的な因子は,身体的,心理的,社会的因子を包含した人間の『生』の全体像を構成する一因として見ることができ,生きている意味や目的についての関心や懸念とかかわっていることが多い。特に人生の終末に近づいた人にとっては,自らを許すこと,他の人々との和解,価値の確認などと関連していることが多い」と定義づけています。

 

 つまり、霊からの通信による情報という「身体的な現象を超越して得た体験」に基づく作業仮説とその真偽検証の過程によって、SAM前世療法は開発されたと言ってよいと思います。

 現在私のとっている立場は、唯物論科学を否定するわけではありません。唯物論科学の説明体系では了解できない生まれ変わり等の霊的現象の事実も認め、別次元の霊的説明体系(霊的真理)の存在も容認するべきだと考えています。

【SAMの意味】 

 SAM前世療法は、霊的存在からの情報による作業仮説を前提としておこなう、極めて霊的な催眠療法です。私宛霊信(拙著読者のPC自動書記による)の告げるところによれば、前世記憶の想起を憑依している未浄化霊が妨げているといいます。それが確認できた場合には浄霊をおこないます。その後魂遡行を試みると成功することが分かっています。また、守護霊の許可がないと魂遡行ができないとも告げられています。

 SAM前世療法は「サム前世療法」と呼びます。

 「SAM」のはソウル(soul)のS、はアプローチ(approach)のA、はメソッド(method)のMを、それぞれ意味しています。つまり、「魂状態に接近していく技法による前世療法」という意味で用いています。この技法は、私宛霊信の検証過程で成立してきたものであり、その意味で霊的存在の教えた技法です。したがって、世界中でおこなっているのは現在、私だけです。

 

【他の技法との違い】

 

  ワイス式前世療法の技法 

 

 それでは他の前世療法の技法はどうなっているかと言えば、そのすべてが、ブライアン・ワイスの創始したワイス式ないし、その変形を用いた技法によって「前世記憶のイメージ」への接近を図ろうとするものです。つまり、現世の記憶を幼児期、胎内まで遡行し(退行催眠)、さらに生まれる前の前世の記憶イメージを想起するために、「階段を降りて扉を開くと、そこは時間も空間も超越した次元に入ります」などの暗示をし、出てくる前世のイメージを確認しながら前世の記憶を探っていく技法です。なお、ワイス式前世療法には仮説が存在しません。しがって、魂の存在や前世記憶の所在も曖昧のままにおこなわれています。クライアントの想起する「前世記憶のイメージ」を想起させ、前世記憶を明らかにしていくという方法論によっています。もし、前世の記憶が脳内だけに存在しているという前提でワイス式前世療法がおこなわれているならば、そこで語られる「前世の記憶」は、クライアントの作り出したフィクション以外に説明の余地はありません。なぜなら、脳の消滅と同時に脳内の記憶も消滅せざるをえませんから、現世の記憶が来世へ引き継がれる道理がないからです。アカデミックな催眠研究者が、ワイス式前世療法で語られる前世の記憶を全く認めない所以です。したがって、「前世イメージ療法」と呼ぶべきだという研究者の意見があるくらいです。

 

SAM前世療法中の意識状態と治療構造仮説 

 

 これに対してSAM前世療法では、その呼び名のとおり直接「魂状態の自覚」へと、潜在意識をひたすら深化させ、その発信源である魂状態へと遡っていく「魂遡行催眠」と名付けた独自の催眠技法を用います。そして、潜在意識は下記の作業仮説のように「魂の表層を構成している前世人格たち」が作り出していると考えています。

 30分ほどかけて潜在意識を最深部まで深化していき、ついに「魂状態の自覚」に至ると、体重の感覚が消失し、「ワタシ」としか表現できない、純粋な意識体のみの自覚状態になり、肉体から分離しているという感覚になることもあります。一種の体外離脱(幽体離脱)が起こっていると考えられる状態になります。

 この「魂状態の自覚」に至ったクライアントに対して、「現世のあなたに大きな影響を与えている前世のものは出ておいでなさい」などの暗示をし、魂の表層に存在する該当の「前世の人格」を呼び出し、その人生の記憶を語らせるという技法を展開していくことになります。つまり、魂の表層には前世人格が現在も当時のままの感情を保ったまま生きて存在しており、その前世人格との対話をするということです。前世人格との対話は、おおよそ5人中1人が口頭で、4人は指による反応で答えます。声が出せない現象が生じる原因は現在のところ不明です。ワイス式技法による前世療法では口頭で答えられることが普通です。

 

 したがって、SAM前世療法においては、セラピストの対話相手は前世人格であり、クライアントの現世のモニター意識はその対話を傾聴し、前世人格の抱いている悲哀・怒りなどの感情を共体験し、そうした前世人格の影響によって発症していることを感じながら傍聴している、という分割した二つの意識状態は併存したまま、最後まで続きます。

 つまり、セラピスト対前世人格の対話、それを傍聴しモニターしている現世の顕在意識という三者構図がSAM前世療法で展開するセッション構図です。クライアントが前世記憶にアクセスし、その記憶をセラピストに語る二者構図のワイス式前世療法では起こりえない際立つ特徴です。

 こうして、前世人格がセラピスとの対話によって癒しを得ると、それを傍聴していたモニター意識に、現世に現れていた精神的諸症状(高所恐怖症・原因不明の不安や恐怖など)や身体的諸症状(原因不明の特定部位の痛みなど)の原因についての洞察・気づきが起こり、その結果、症状の改善が起こる、というのがSAM前世療法の治癒構造仮説です。 

【SAM前世療法の作業仮説】

1 「魂・脳二元論」仮説と「霊体」仮説

  意識は脳の作り出す付随現象ではなく、脳と意識は別のものである、という仮説に立ちます。この立場に立ってこそ、物質である脳の死後も存続する個性的意識体(魂)の存在と、その生まれ変わりが想定できるのであり、前世の存在可能性を認めることができます。この仮説に立たない前世療法は、前世の記憶をフィクションだと考えていることになります。なお、個人的意識(顕在意識・潜在意識)の座は脳ではなく、霊体(魂と肉体を包みそれを防護している透明な身体)に宿っていると私宛霊信は告げています。

2 「魂の表層構造」仮説

 私宛霊信の告げる魂の表層構造を作業仮説とします。つまり、「魂は中心となる意識体とその表層を構成する前世のものたちの二層構造になっており、潜在意識は魂の表層を構成している前世のものたちが作りだしている」という仮説です。したがって、潜在意識をひたすら深めていけば、その発信源である魂の表層を構成している前世のものたちに至るはずである、という方法論に立ちます。600事例を超えるセッションの検証から、この作業仮説は支持されていると判断しています。したがって、魂の構造をモデルとして考えれば、ミラーボールがもっとも適切です。つまり、ミラーボールの表面に貼り付けてある鏡の一つ一つの断片が、前世の人格の一つ一つに該当します。それら過去世の人格は、互いに友愛を結び知恵を与え合っており、魂表層全体の成長・進化に貢献するような仕組みになっていると霊信は告げています。

 なお、この作業仮説の妥当性と生まれ変わりの科学的事実は、魂表層から呼び出したネパール人ラタラジューという前世人格によって、ネパール語で24分間会話されるという「応答型真性異言」事例がでていることから立証できたと思っています。この「ラタラジューの事例」は2010年10月にナチュラルスピリット社から公刊しました。また、2010年8月5日の「奇跡体験アンビリバボー」で60分間にわたって紹介されました。

 SAM前世療法の実際は、別ページ「セッション体験談」をご覧ください。また、mixi「前世療法の探究」トピックの「SAM前世療法の3つの作業仮説」、「SAM前世療法の治療構造仮説」で、作業仮説と治療構造仮説について詳しい説明をしています。セッション体験談もmixiに豊富に掲載してあります。

 ちなみに、私宛霊信とは、拙著読者M子さんの自動書記現象を通して、私のガイド(守護霊)を含む守護霊団から送られてきた22通、A4用紙84枚にわたる霊界からの通信です。この霊信については、mix「前世療法の探究」トピックの「私宛の霊信」、ブログ「稲垣勝巳生まれ変わりの実証的探究」で公開してあります。

 SAM前世療法についての詳細は、『SAM前世療法の仮説と実践』と題した論文があります。希望される方はお申し込みください。PCメールに添付してお送りします。また、ワイス式前世療法との混同と誤った模倣による事故を避けるため、「SAM前世療法」の名称は第44類の登録商標になっています。当研究室発行の名称使用認定証なしに、SAM前世療法の名称によるセッションはできません。

催眠学上の統計では、4〜9%の方は催眠に入らないとされています。ただし、この統計は催眠療法を受けようという動機のない大学生などを被験者として誘導実験しているため、催眠療法を受けようという動機を持つ被験者を対象とする場合は、ほぼ100%催眠に入るといえます。しかし、催眠に入った被験者のすべての方が「魂状態への遡行」に成功するわけではありません。現在当研究室においての直近100事例の魂状態に至った成功率は約90%です。したがって、SAM前世療法の100%の成功はお約束できないことを了解のうえ予約をしてください。

※また、顕現化した前世人格が口頭で話せるのは5例に1例程度です。話せない場合は、質問に対して指で回答をするという形をとりますが、顕現化した前世人格の訴える心情はクライアントのモニター意識へ明確に伝わってきます。したがって、セッションの改善効果が口頭で話すことの可否に左右されることはありません。

※SAM前世療法の作業仮説では、霊的存在の実在を認める立場をとっています。そのため、セッションの遂行のため必要に応じて、浄霊およびスピリットヒーリングをおこないます。                

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